アニメ『ヒロアカ4期』1話~最終回(25話)の見逃し動画視聴方法!僕のヒーローアカデミア

ナンバーワンヒーロー・平和の象徴であるオールマイトが引退してしばらくたち、社会には漠然とした不安が広がっていた。テレビや雑誌はオールマイトの引退特集であふれていたが、そんな中、オールマイトが諸悪の根源オール・フォー・ワンと直接対決した神野事件で残した「次は君だ」というメッセージの意味を気にする特田という記者がいた。 ある日、出久たち1年A組が生活している寮に取材の話が舞い込む。取材内容は「寮生活を始めた生徒たちの暮らしぶりをレポートする」というもの。学校側も「保護者に元気に生活している姿を見せられるなら」と了承する。浮足立つ生徒たちだが相澤は何やら釈然としない様子。 記者としてやってきた特田には、ある目的があった。それは“オールマイトの意思を継ぐ者”がこのクラスにいる可能性を探ること、そしてその存在を見つけること。特田は生徒たちを観察しながら雄英体育祭で優勝トーナメントに残った6人に的を絞り、分析し始める。 果たして、出久はオールマイトとの秘密を守りきることができるのか？　そして、特田が考えている最終目的とは……？

敵《ヴィラン》連合・死柄木のもとに、指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會の若頭である治崎がやってくる。連合に入りたいのかと思いきやそういうわけではないという治崎。連合の目標は何かと問い、自分には目標がありその資金集めのために敵《ヴィラン》連合を自分たちの傘下に入れようというのだ。怒り出す連合のメンバーたちだが、手にかけようとした瞬間、返り討ちにあってしまう。そこから死柄木も応戦するが他の人間を盾にされてしまう。「こうなると冷静な判断を欠く」と言う治崎は「頭を冷やして後日また話そう」と言い残し去っていった。 一方、１年A組ではインターンの話題があがっていた。しかし先生たちからの声は「やめとけ」だった。襲撃事件などもあり寮生活になった経緯を考えると当然の事でもあるが、それでは強いヒーローが育たないという意見もあったため、「インターンの受け入れ実績が多い事務所だけ１年生の実施を許可する」という結論になったそうだ。出久はすでに職場体験先のプロヒーロー・グラントリノに連絡を入れており「別件で動いていて世話ができない」と言われていた。しかしそこで紹介されたのはオールマイトの元相棒《サイドキック》・ナイトアイ。出久はオールマイトに紹介してもらおうと掛け合うが、何やら様子がおかしい。ナイトアイのもとでインターンに参加しているミリオを呼び出し、ワンクッションおいて紹介を頼む、という不思議な行動にミリオも首をかしげる。 インターン申請当日、ナイトアイの厳しさは知っているため事務所にやってきた出久は緊張気味。しかし、最初に出された課題は「ナイトアイを笑わせること」だった――!?

“ヒーローインターン”仮免許を取得したヒーロー科の学生が、実際にプロヒーローの事務所に出向いて働く、体験型校外活動。プロの指導のもと《個性》の使用が許可され、災害現場への出動や、敵《ヴィラン》との戦いに加わることができる。このインターンで活躍することができれば、出向先のヒーローから相棒《サイドキック》として誘われたり、プロヒーローから直接スカウトされたりすることもある１つのチャンスだ。しかし授業のある時間帯にも行われるためデメリットも多い。 出久は、先輩のミリオとともに、オールマイトのサイドキックをしていたナイトアイのもとにやってくる。事務所を訪ねると室内はオールマイトのグッズだらけ。ナイトアイは重度のオールマイトファンで、同じファンの出久と話は弾む。しかし、なぜか手厳しくあたってくるのだ。インターンでは学校からの契約書にサインしてもらわなければならない。そのためにナイトアイが出した条件は「3分以内に私から印鑑を奪ってみよ」というものだった。ナイトアイは出久の秘密を知っているようで――出久とオールマイト、ミリオとナイトアイの関係、そしてナイトアイの真の目的とは？ 一方で、常闇のもとには九州で活躍するプロヒーロー・ホークスからインターンの誘いが。そして、お茶子と梅雨には波動、切島には天喰から呼び出しが入る。インターンの説明をしてくれた先輩からの呼び出しということで喜ぶ3人はさっそく話を聞きに行くことにする。1年A組のメンバーは、インターンに参加する者としない者、それぞれ道を歩み始めていた……。

ミリオとパトロールをしていた出久は、壊理という少女と出会う。そこにナイトアイが追っている指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會の若頭である治崎がやってきて「娘だ」という。しかし、壊理は怯えきっており出久は不審がるが、ミリオはナイトアイの仕事に支障が出ると考え、その場を離れようとする。そのとき壊理が「行かないで……」とつぶやいたことで出久は彼女を放っておくことができなくなる。質問を続ける出久に根負けして“子育ての相談”を始める治崎の目は、殺意と狂気で壊理を見つめていた。怯えたままで治崎のもとに自ら戻る壊理を、2人は追いかけることができなかった。 ナイトアイと合流し報告を済ませた2人は、現在、死穢八斎會を探るため事務所同士の連携《チームアップ》が進められていることを知る――。 学校に戻っても、出久は壊理のこと、そしてオールマイトとナイトアイの関係について忘れられず授業に集中できない。すべてを知りたいと考え、オールマイトのもとを訪ねる決意をする。「ナイトアイが《ワン・フォー・オール》の存在を知っていること」「ナイトアイはオールマイトの後継者を通形にしようとしていたこと」など、すべてを聞き出そうとする出久に「この話は、君のためにならないと思った」「後悔するなよ」と前置きして、ナイトアイとの過去について語りだす。ナイトアイが《予知》したオールマイトの未来は敵《ヴィラン》と対峙したのちの凄惨な死だった。本人の口から語られる最後に、出久はショックを受けるが同時にその未来を捻じ曲げる決意をする。 一方、敵《ヴィラン》連合の死柄木は死穢八斎會に姿を現していた――彼の目的とは？

出久に続き、お茶子と梅雨は波動に紹介されNo.9ヒーローのドラグーンヒーロー・リューキュー事務所、切島は天喰に頼み込んでファットガム事務所にそれぞれインターン先が決まる。 お茶子と梅雨は波動との見事な連携で、暴れる敵《ヴィラン》を倒し大活躍。 一方、切島、天喰、ファットガムはパトロール中にチンピラ同士のけんかの現場に居合わせる。そのまま鎮圧できるかと思いきや、男たちが奇妙な拳銃を使って対抗してくる。取り押さえようとしたものの弾丸を受けた天喰は何故か《個性》を発動できなくなってしまう。 チンピラのうち1人を追い詰めた切島だったが、男は謎のクスリを使ってパワーアップ。それはニュースでも話題になっていた個性をブーストさせる違法薬物だった。硬化した肌すらも傷つける威力に怯むが他の人間に被害が及ぶのを阻止するため、ファットガムが来るまでに男をここで取り押さえることを決意する。切島を奮い立たせたのは「君の硬化なら小細工を考えるよりもごり押し技のほうがいいよ」というオールマイトのアドバイスと寮で爆豪に言われた言葉だった。自身の最高硬度まで硬化し、男に正面から向かっていく切島。任務を果たし終えた先に待っていたのは、一部始終を見ていた人々の声援と華々しいデビューだった。昔の何もできなかった自分を思い出し切島は涙する。 後日、ネットニュースには切島、お茶子、梅雨の記事が出ており、１年A組の寮は色めき立つ。 しかしその裏では、敵《ヴィラン》連合と指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會がひそかに動き始めていた――。

出久、切島、お茶子、梅雨は、インターンに行っている事務所に呼び出されるが集合場所はみんな一緒だった。そこには各地のプロヒーローがおり、重要な話し合いが行われるという。 まず、切島のインターンデビュー戦となったチンピラたちのけんか。その際に天喰が撃ち込まれた銃弾には“個性を壊すクスリ”が入っていたという。さらに、切島の硬化によって弾き飛ばされた弾丸が残っていたため詳しい解析を進めることができた。クスリだと思われていたものは、なんと人の血液や細胞。つまり、その《個性》を持つ人物から採取して作り出したものだということだった。指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會の若頭である治崎の個性は《オーバーホール》。対象の分解・修復が可能だという能力だ。つまり娘である壊理に遺伝しており彼女の体を使って銃弾を作っているのでは？　ということだった。しかし現在は１日眠れば治ってしまう半端なもの。サンプルを試作段階でプレゼンのために使用し、徐々に仲間や資金を集め完全なものを作り出すのではという恐ろしい結論に達していた。そして、今回の目的は“壊理を保護すること”だった。まずは一度で確実にたたくため、候補地を探りポイントを絞る。成功率を最大まで上げたところで、ナイトアイの《予知》を使って突入経路などを割り出すという作戦だ。 出久とミリオは決意を新たにし、壊理の救出作戦がスタートした！

出久、切島、お茶子、梅雨は、指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會のもとにいる壊理の救出作戦に参加することになるが、一切の口外が禁止される。つまり１年A組のクラスメイト、そしてオールマイトにすら相談できない状態となっていた。明らかに様子の違うインターン組に何かを感じ取る者も少なくなかった。 これから起こる壊理を助けるための作戦、オールマイトの未来についても知ってしまった出久は完全に許容範囲を超えており思考停止する時間が増える。その様子を心配する飯田と轟。飯田は「本当にどうしようもなくなったら言ってくれ。友達だろ」と声をかける。それは、過去に追い詰められた飯田に出久自身がかけた言葉だった。何も言えないけれどその気持ちに出久は思わず涙するのだった。 数日後、決行日の連絡が入り、インターン生たちは決意を新たにするのだった。 壊理がいる場所は、死穢八斎會のトップが住む屋敷。経路もナイトアイの《予知》によって確認済みだ。警察とプロヒーローたちが集まり、突入が開始される。 しかし、これも勘づかれており、すぐに交戦状態になる。壊理を保護するという目的のため出久とミリオは急ぐが、その間に治崎は壊理をどこかへ隠そうとしていた――。

出久たちインターン組の切島、お茶子、梅雨、そしてビッグ３のミリオ、天喰、波動、プロヒーローと警察たちは、指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會の屋敷に潜入する。 様々な罠が仕掛けられている中、出久たちは3人の敵・窃野、宝生、多部と対峙することになる。「俺なら1人で3人完封できる！」という言葉を信じて、天喰を置いて先に急ぐ面々。 3人を相手に戦う中、天喰が思い出していたのはミリオとの出会いだった。太陽のようなミリオに憧れ、背中を追いかけてきた天喰。同じように逃げ出さずに頑張る天喰に負けたくないと努力してきたミリオ。それぞれが高め合い、ビッグ３にまでなった2人の関係、天喰のヒーロー名《サンイーター》の意味とは……？　そして天喰は無事3人を足止めすることができるのか？

天喰《サンイーター》の活躍によって前に進む出久たち。 敵は、“視た者の個性を一時的に消し去る能力”を警戒して相澤《イレイザーヘッド》を狙って隔離しようとする。 しかし、飛び出したファットガムが代わりに隔離され、そこには同じように相澤を助けようとした切島の姿もあった。そんな2人の前に現れたのは、乱波と天蓋。「ケンカがしたい」乱波と「オーバーホールの言いつけを守ってコンビとして成果を出したい」天蓋といったように、一枚板ではないようだが、自分たちを矛と盾と例える乱波と天蓋の攻撃は凄まじい。 攻撃を受けた切島は、ファットガムに叱咤されるものの心が折れそうになる。そんな中、思い出していたのは雄英高校に入る前の不甲斐ない自分自身、そして憧れのクリムゾンライオットのことだった。そして、自身を奮い立たせた切島は、ファットガムを守るため飛び出していく……！

切島の活躍により、ファットガムはみごと敵の乱波と天蓋を打ち破ることに成功した。しかし2人もほとんど動けない状態となっていた。 切島を気に入った乱波は、傷の治療をして再び戦おうと持ち掛けてくる。警戒するファットガムだったが、このままでは他の仲間に合流することも困難、乱波が下手な小細工をする相手ではないことを感じ取り、その申し出を了承する。そこでは、乱波が指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會に入ることになったきっかけやオーバーホールの目的が“何かをバラまく”ことだと知る。 そのころ、突き進む出久たちの前には壁が迫っていた。出久が個性で壁を砕いていると、いきなり壁が開き、出久と庇おうとした相澤とともに隔離されてしまう。壁は薄く、会話はできる程度だが、その向こうでロックロックのうめき声が聞こえる。助けようと壁を破った、出久と相澤の前に2人のロックロックが現れる。1人は個性《変身》を使ったトガヒミコだった。ヴィラン連合が一介のヤクザと手を組んでいる!?　戦慄する出久たちだったが、ヴィラン連合も死穢八斎會と別の動きをしていて……？

指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會の屋敷に潜入した出久たち。そこにはヴィラン連合の姿もあり“手を組んでいるのではないか”と出久たちは考える。しかし、どうやらヴィラン連合は潜入してきたヒーローたちの事も利用しようとしているようで……？ 一方、保護対象の少女・壊理のもとにたどり着いたミリオ。そこにはオーバーホールと部下たちもいた。オーバーホールに立ち向かおうとするミリオだったが、相手は肉体的、精神的に揺さぶりをかけてくる。しかしミリオは“自分自身の中にある本人も気づかなかった本音”を知っても揺らがず、壊理を保護する。 「来たらダメだよ、あの人に殺されちゃう！」と怯える壊理に「もう決して君を悲しませない。大丈夫！　俺が君のヒーローになる！」と宣言するミリオ。壊理を守りながらも、圧倒的な強さでオーバーホールにまでたどり着く。だが、ミリオの弱点は見抜かれてしまった。壊理を守りたい、傷つけさせないという心は、攻撃を壊理に向けさせた。庇ったミリオは瀕死の状態になる。迫りくるオーバーホール。そこに、壁を壊して現れたのは……!?

少女・壊理を保護するため、指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會の屋敷に潜入した出久たちのまえに、突如、ヴィラン連合のトガヒミコとトゥワイスが現れる。彼らの手引きによって迷路のような地下通路から抜け出すことができたが「ヴィラン連合は死穢八斎會を裏切ったのか？　自分たちの仲間なのか？」と困惑することになる。しかし、迷っている時間はない。 出久、相澤、ナイトアイは、一足先に壊理のもとにたどり着いたミリオのもとへ急ぐ。 そのころ、ミリオはオーバーホールと部下たちによって傷つき、《個性》を失っており、それでも立ち向かおうとしていた。 そんなミリオのもとに、出久、相澤、ナイトアイが到着する。壊理とミリオを救おうとする3人だったが、オーバーホールは部下を吸収し融合、新たな強さを得て迫ってくる。 さらわれた相澤、足止めを買って出たナイトアイ、そして壊理とミリオの保護を任された出久。 しかし、ナイトアイは敵の前に倒れ、出久はオーバーホールに立ち向かう……！

指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會の屋敷で保護対象の少女・壊理のもとにたどり着き、その手をとった出久。しかし、ナイトアイは個性《予知》によって、出久がオーバーホールに負ける“未来”をみていた。 オーバーホールと空中戦になった出久だったが、墜落したあとに体を確認してもケガをしていない。それは、壊理の個性《巻き戻し》によるものだった。しかし壊理は、その個性を制御することができず暴走していた。このまま壊理を抱えていると出久が消滅するまで巻き戻ってしまう……！ そこで出久が思いついたのは巻き戻るスピードよりも速く“体を壊し続ける”ことだった。 壊理とともに、オーバーホールに立ち向かっていく出久。その様は、ナイトアイが見た“未来”とは別物だった。果たして、出久はオーバーホールに打ち勝ち、壊理を助けるために“未来”を捻じ曲げることができるのか……!?

指定敵《ヴィラン》団体・死穢八斎會から、壊理を保護することに成功したヒーローたち。負傷者を出しながらも、1人の少女を救うための戦いは終幕した。 護送されているオーバーホールが、ヴィラン連合に襲われる。ヴィラン連合は死穢八斎會と手を組みながらも、ヒーローたちに協力するなど、彼らの目的のために暗躍していたのだった。オーバーホールは死柄木弔によって個性を奪われてしまう。 一方、力を制御できないと考えられた壊理は隔離され、病院に運ばれたヒーローたちは、それぞれに治療を受けていた。そんな中、手の施しようのないナイトアイは瀕死の状態だった。過去にコンビを組んでいたオールマイトも駆けつけ、6年ぶりの再会を果たす。ナイトアイが、6年前に見てしまったオールマイトの“未来”を変えるためヒーロー引退をすすめ、仲たがいをして以来だった。 ずっとオールマイトの“未来”を変えたいと願っていたナイトアイにとって、変わるはずのない“未来”を捻じ曲げた出久は希望だった。それは多くの人が強く《望む》エネルギー。出久、オールマイト、ミリオたちが見守る中、ナイトアイの最後の時が近づいていた……。

オーバーホールのもとから、壊理を救出することに成功した出久たちの戦いは、ナイトアイの死という大きな犠牲を払って終幕したかに思われた。しかし護送されているオーバーホールが、ヴィラン連合に襲われたことで、世間の警察への風当たりは厳しくなっていた。さらに、ヴィラン連合の不穏な動きを察知したプロヒーローたちは黒霧をとらえることに成功。しかしそこには“ギガントマキア”と呼ばれる巨人が潜伏していた。どうやら彼もヴィラン連合の仲間のようで――!? 一方、治療を終えた出久、お茶子、切島、梅雨が雄英寮へ帰ると、A組の皆にあたたかくむかえられる。そのころ、爆豪と轟は、以前落ちたプロヒーロー仮免試験への再挑戦のための補講に勤しんでいた。対面も早々に部屋に戻る2人は、翌日、相澤の補講のために会場に向かう。しかしそこにはオールマイトとプレゼントマイクがいた。相澤は壊理の《個性》に関して、力になるため学校を空けることが多くなるという。オールマイトたちに引率され向かった先には、仮免試験で顔を合わせた夜嵐、ケミィ、肉倉ら士傑高校のメンバー、そしてエンデヴァーの姿があった――。

プロヒーロー仮免再試験の補講に臨む爆豪と轟、士傑高校の夜嵐イナサと現見ケミィ。以前仮免試験で敵＜ヴィラン＞役を務めていたギャングオルカが再び登場し、爆豪たちが試験に落ちた理由は「ヒーローとしての≪心≫」にあるとする。ギャングオルカは、4人には他の補習生たちと別の課題を与える。それは「問題児だらけの小学生たちと心を通わせる」というものだった！ 一方、爆豪と轟の引率で会場にやってきていたオールマイトは、エンデヴァーからトップヒーローとしての悩みを打ち明けられる。オールマイトの引退によってNo.１ヒーローとなったエンデヴァーだが、犯罪発生率は増加していた。「元No.１ヒーローよ。平和の象徴とは……なんだ……」オールマイトの答えは「君と私は違う、君の思うやり方を焦らず見つければいい」というものだった。 そのころ、ひとクセふたクセもあり、大暴れする子どもたちに四苦八苦する爆豪、轟、夜嵐、ケミィ。それぞれのアプローチで挑むが、どれも子どもたちには響かない。最終的に自分たちの《個性》を見せたほうが手っ取り早いのではという結論にいたるが、子どもたちも自分の《個性》で爆豪たちをねじ伏せようとしてきて……！

プロヒーロー仮免再試験の補講に臨む爆豪と轟、士傑高校の夜嵐イナサと現見ケミィ。《個性》を使って躊躇なく襲い掛かってくる子どもたちに対し、なぜか冷静な4人。力でねじふせても、負けてあげても良い方向には転ばないという状況で「完全にいなしつつ、心を折らずに交流を深める方法」で応戦。子どもたちの作ったものを骨組みに巨大な氷山の滑り台を作ることで、圧倒的な力を見せつつ子どもたちを楽しませたのだった。 そんな様子を見ていたエンデヴァーの心には何かが芽生えたようで、「おまえが胸を張れるようなヒーローになろう」と轟に声をかけ、去っていく。 一方、出久を含め学校生活に戻ったインターン組。普通の生活に戻ったはずが、なぜかクラスメイトの青山がやたらと出久の周りに出現するようになる。ついには深夜、デクの部屋のベランダにまで侵入してきて「ぼくはしってるよ☆」と謎のメッセージを残していく。恐怖を覚えつつもこれまでの言動について質問するデクに、青山は「君は僕に似ているんだ」と語りはじめて…。

「文化祭があります」と、担任の相澤消太から告げられた1年Ａ組の生徒たちは大はしゃぎ！　しかしヴィラン連合などが活性化する中で、文化祭開催は不安視されていた。しかし、ヒーロー科主体の体制にストレスを感じている他科の生徒も多いため、そのケアも必要。“一部の関係者を除き学内だけ”という条件付きで開催されることになったのだった。 　文化祭の出し物を決めることになるが、アイディアはたくさん挙がるもののまとまらず「決まらなかった場合、公開座学にする」と相澤に言い渡される。その後の話し合いで、A組は他科のストレスの発散できるような出し物として楽器の演奏が得意な耳郎響香とダンスが得意な芦戸三奈を中心とした“生演奏とダンスでパリピ空間の提供”に決定する。 一方、オーバーホールのもとから救出された壊理が会いたがっていると知った、デクとミリオは病院へお見舞いに出かけることにする。 壊理は自分を助けてくれたデクとミリオ謝罪と感謝の言葉を伝え、笑顔を見せようとするがうまく笑うことができない。その様子を見て、デクは雄英高校文化祭へ壊理を招待することにする。

「現代の義賊」を自称するジェントルとラブラバの存在が世間を騒がせていた。“紳士的でないものに制裁を与えるため”とし、ネットの動画サイトに自身の制裁行為を録画した動画を投稿し続けていたのだ。それは10年以上続いたが、全体的にセコイと世間からは低評価。ところが、ヒーローを撃退して逃げるなど、軽犯罪者の域は越えているため彼らを追って警察は動いていた。そんな彼らが目を付けたのは…？ 一方、文化祭の準備で盛り上がる雄英。A組の生徒たちも出し物を“生演奏とダンス”に決め、ダンスホールのような空間を作ることにする。 ベースボーカルの耳郎、ギターの上鳴、常闇、キーボードの八百万、ドラムの爆豪からなるバンド隊。轟の作り出した氷を、切島が削り、青山がそれを照らすという、広い体育館を派手に彩る演出隊、そしてダンス隊と役割分担も決まり、準備に取り掛かる。 クラスメイトとの話し合いを終えたデクは、オールマイトのもとを訪ね《個性》を使いきれていないことを相談する。オールマイトはデクの遍歴を振り返り「君はもう体を壊さずとも風圧を繰り出せる！」と告げる。 そのころ、ジェントルとラブラバは次の動画の準備に取り掛かろうとしていた。彼らの次の狙いは…？

土曜日、雄英高校生徒寮でデクたちA組が文化祭の準備を進めるため練習や会議をしていると、ミリオと相澤が、壊理とともに顔を見せにやってくる。 壊理は長年、人との接触がなかったため文化祭という非日常に突然連れ出すとパニックを起こす可能性がある、一度雄英に来て慣れさせればパニックも起こしづらいであろうということになったのだ。ミリオに「これから壊理ちゃんと雄英内を回ろうと思ってんだけど 緑谷くんもどうだい？」と誘われ、デクも一緒に校内を案内することになる。 学校内は文化祭の準備で賑わっており、ヒーロー科B組、経営科、サポート科に出会い、壊理は当日が楽しみになった様子。デクも壊理に楽しんでもらえるようにと、頑張ることを誓う。 しかし、その１週間後、デクはダンス隊でクビを言い渡される…。 一方そのころ、迷惑行為を動画にしているヴィランとして有名な・ジェントルは次の標的を雄英高校に定め、下準備をしていた…。

文化祭を翌日に控えA組の準備も佳境に入っていた。最終チェックをしていたデクは演出で使うロープがほつれていることに気が付き、本番前に一人で買い出しに行くことにする。 　翌朝、オールマイトと《個性》の特訓をしていたデクは発目から新しいサポートアイテムを受け取る。「これで“やりたいこと”がやれる」と喜んだデクは、練習に夢中になり、予定よりも学校を出るのが遅くなってしまう。急いで買い出しを済ませて戻ろうとしたところ、怪しい男に遭遇する。口にした紅茶の名前や声から、世間を騒がせているヴィラン、ジェントルであることに気付いてしまう。 ジェントルの狙いは雄英高校へ侵入することだった…！ 「万が一警報が鳴った場合、それが誤報だろうとも即座に中止と避難が開催条件」といわれている今回の文化祭。楽しみにしている雄英生や壊理のために、デクは1人でジェントルを止めることを決意する。 しかし、ジェントルも頑なに作戦“雄英、入ってみた”を遂行しようと、デクに向かってくる…！

ついに雄英高校の文化祭が始まった！ しかし、備品を買いに出たデクは雄英に戻ることができずにいた。帰り道、世間を騒がせているヴィラン、ジェントルに出会い、目的が雄英への侵入だと知ったのだ。少しでもトラブルがあれば文化祭は中止。それを阻止するため戦闘していた。 　頑なに作戦“雄英、入ってみた”を遂行しようとするジェントルと、この日まで努力してきた仲間たちや楽しみにしている壊理のために戦うデク。２人はどちらも引かない。 　そんな中、協力者・ラブラバの個性『愛』によって、ジェントルはパワーアップ！　ついにはデクを吹き飛ばしてしまう。果たしてデクは雄英高校の文化祭と、壊理の笑顔を守ることができるのか？　そして、ジェントルが執拗に雄英にこだわる理由とは…？

デクと“敵＜ヴィラン＞” ジェントルとの戦いは、ジェントルが自首することで終幕した。 急いで雄英高校に戻ったデクは、出番の準備を始める。 一方、雄英に対する不満をA組に向けている生徒も多いことを感じている相澤は会場でデクたちを見守っていた。出し物を楽しもうという気がなく、品定めに来ている生徒たちに“お遊戯会同然”と映ることを心配していたのだ。会場には壊理とミリオの姿もあった。 ついにやってきたA組の出番！　爆豪の叫び声とともにA組のパフォーマンスが始まる…！ A組は雄英の生徒たち、そして壊理を笑顔にすることができるのか？ そして、自首を選んだジェントルとラブラバの結末とは…？

雄英高校の寮で壊理の面倒を見ることになったデクたち。相澤先生は壊理を「教師寮の空き部屋で監督する」という。相澤先生だけでは大変なので、休学中で壊理とも仲良しのミリオも手伝うことになる。 一方、平和の象徴を失って初めての『ヒーロービルボードチャートJP』下半期の結果が発表されようとしていた。事件解決数、社会貢献度、国民の支持率などから、毎年発表されている現役ヒーロー番付だ。 軒並み、神野事件にかかわったヒーローたちに注目が集まる中、オールマイトの引退を機に、暫定NO.1ヒーローとなっていたエンデヴァーが、ついに正式なNO.1となるのだった。 そんな中、NO.2ヒーローのホークスが「一番大事な数字は支持率だ」と“支持率の低い”エンデヴァーを煽り始める。ホークスにマイクを渡されたエンデヴァーは、多くは語らず「俺をみていてくれ」と言うのだった。 控室に戻ったホークスはエンデヴァーに「オールマイトのようにアイコニックな存在とはいわないが、新たな精神的支柱（リーダー）は今絶対に必要」「NO.1のあなたに頼れるリーダーになってほしい！」と語る。果たして、ホークスの思惑とは…？

九州に脳無が現われたという話を聞き、ホークスとともに情報を整理していたエンデヴァーは、突如、脳無・ハイライトに襲われる。通常は白いはずの脳無だが、ハイライトは黒く言葉を発する。さらにエンデヴァーよりスピードもパワーも勝っていた。困難を極める戦いは、NO.2ヒーロー・ホークスとの協力をもってしても圧倒的に劣勢だった。 その様子はテレビで中継されており、焦凍は雄英寮で、長女の冬美や長男の夏雄は、妻・冷の病室で見守っていた。 多くが絶望する中、テレビの中から1人の市民が叫ぶ「体張っとる男は誰や！　見ろや！」 「俺を見ていてくれ」――これは新たなNO.１ヒーロー・エンデヴァー、そして、意思を受け継ぐデクたち次世代の始まりの物語！